「大学」での活用事例

『語彙・読解力検定』は多くの学校が団体受検をしています。 その中から、活用事例をいくつかご紹介します。

掲載内容(所属団体・役職名等)は取材時のものです。掲載日は朝日新聞東京本社最終版のものです。

大妻女子大学(東京都千代田区)
公式テキストで「読解力講座」、100人以上合格

『語彙・読解力検定』の公式テキストを使った授業を受ける学生たち

「NPOは非営利組織、NGOは非政府組織」。大妻女子大学(東京都千代田区)の「新聞読解力養成講座」の授業。井上俊也教授が時事用語を丁寧に解説していく。教材は『語彙・読解力検定』の公式テキストだ。
講座は大妻の学生や学外の女性の人材育成に取り組む大妻マネジメントアカデミーが開いている。13回の授業の後、受講者は『語彙・読解力検定』に挑戦し、知識を確かなものにしていく。

2016年は講義形式に加え、朝日新聞社が提供する団体向けeラーニング教材「ことばトレーニング」で学ぶコースも開設した。時事用語などが毎日5問配信され、パソコンやスマートフォンなどで解答できる。好きな時間に学べるため延べ300人近い学生が受講した。

このうち131人が6月に検定を受検。2級に10人、3級に92人が合格した。3級の合格率は9割を超えた。井上教授は「ことばトレーニングは毎日問題が配信されるので、学習習慣づくりにも役立ったのでは」。3級に合格した人間関係学部1年の湯元さんは「公式テキストで学んだことで、政治や経済にも関心がわいてきた」と話す。9月には2級合格を目指す講座が開かれる予定だ。

(2016年8月29日 朝日新聞朝刊より)

敬愛大学(千葉市稲毛区)
1年生350人、ことばの力試す

学内のパソコンで「ことばトレーニング」に挑戦する学生たち

敬愛大学(千葉市稲毛区)では、11月に1年生約350人が語彙・読解力検定3級に挑戦する。4月から朝日新聞の記事を使った教材「時事ワークシート」を初年次教育に導入しており、その成果を試す考えだ。
「学生が新聞を読むきっかけを作り、社会の動きに関心を持たせたい」と中山幸夫副学長は狙いを説明する。

時事ワークシートは新聞記事を素材に、時事用語に関する知識や読解力を身につける団体向けの教材で、敬愛大では1年生の基礎演習などで活用している。問題を解くだけでなく、記事を要約したり、ディスカッションしたりすることで、自分で考える力を養うという。
経済学部の遠藤貴美子講師は「学生の興味のある素材を選んで提供できる。新聞に対する苦手意識をなくし、どんどん知識を吸収してほしい」と話す。7月からは「ことばトレーニング」も始め、学生の「ことばの力」の底上げを図っている。
中山副学長は「『語彙・読解力検定』は、全学生のことばの力を統一的に測るいい機会。学生の課題を洗い出し、改善にも役立てたい」と話す。

(2016年8月29日 朝日新聞朝刊より)

青山学院大学(東京都渋谷区)
ESや面接に手応え

東京・渋谷の青山学院大学。6月に大学内に設けられた団体受検会場では約50人の学生が語彙・読解力検定に挑戦した。受検を呼びかけたのは青学大の進路・就職センターだ。

学生の語彙力アップにつながれば、と検定の導入を決めた。ゼミなどを除くと、最近は学生が文章を書く機会が少なく、メールなどで短文を送る程度。志望する企業に送るESに若者の話し言葉をそのまま書く学生もいるという。

薮田洋進路・就職センター部長は「語彙力はESや面接にも役立つ。検定を言葉に親しむきっかけにしてほしい」と期待する。受検者からは「表現のバリエーションが広がり、ESを書くのにも役立った」「新聞を読む習慣がついた」との声があるという。

文学部4年の学生(22)は昨秋、準1級に合格した。日本文学科だけあって言葉には自信があり、普段から新聞も読んでいるが、「医療や科学など自分の苦手な分野が確認できた」と話す。就職も無事決まった。「社会人になったら経済分野などの言葉も必要になる。新聞も興味があるページだけでなく、幅広く読むようにしたい」

(2015年10月7日 朝日新聞朝刊より)

新潟医療福祉大学(新潟県新潟市)
現場で欠かせぬ「話す力」を育てる

新潟市の新潟医療福祉大学では、約1千人の1年生全員が語彙・読解力検定の3級を受検する。不合格の場合は文章要約などを学ぶ「日本語表現法」を受講。合格しても、自分から希望して受講する学生もいる。

理学療法士など医療・福祉の現場で働く卒業生が多い。患者の症状を聞いて治療方針を説明するにも、医師や他の職種と情報共有するにも、「話す」ことが不可欠の仕事だ。

「コミュニケーションや論理的思考、専門教育の基礎は、日本語力。将来を見据え、きちんと身につけてほしい。検定は、合格すれば履歴書にも書けるので学生の励みにもなる」と亀尾徹・教育開発センター長は検定の意義を説く。

検定の受検で「変化」を感じる学生も少なくない。

義肢装具自立支援学科2年の井上樹さんは「最初は学科の勉強の方が大切では、と思った。でも、自分が知らない言葉が多いと身に染みた」。母親からもらったことわざ辞典を時々開くようになったという。2年の夏井貴人さんは「1年のときのリポートを読み返すと、『とても』『思っている』など、同じ表現が多い。言い回しに気をつけるようになった」と話す。

(2015年9月28日 朝日新聞朝刊より)

共栄大(埼玉県春日部市)
講義でテキスト活用、学びの土台鍛える

講義では、検定の公式テキストの練習問題を解く演習が行われた

4月下旬、共栄大学(埼玉県春日部市)国際経営学部の「表現法」の講義。山本幸子教授が学生たちに問いかけた。「美しい自然、すてきなスポーツ選手、おいしい食事。みんな、『やばい』で済ませてない?」

同学部では2013年度から語彙・読解力検定を講義に採り入れ、3級のテキストを教材に使っている。全1年生約220人が1年間、漢字や慣用句、新聞語彙などを学び、11月検定で3級以上の合格を目指す。

講義の目的は、コミュニケーションや論文作成に必要な言葉の「基礎力」を高めること。新聞記事から出題される語彙・読解力検定は、実践的な表現や語彙に加えて時事的な知識も学べる。山本教授は「社会人として必要な言葉が効率よく身につく」と言う。「新しい3級テキストは実社会での運用力育成に力を入れた印象。実用的な語句や表現が増え、敬語も加わったので教えやすい」

昨秋の検定では、学生の7割が3級に合格。準2級や2級の合格者も出た。2級に合格した2年生の大久保佳之さん(19)は「新聞語彙を勉強してニュースが身近になった。努力の結果が『合格』という形で見えるのは楽しい」と話す。

共栄大は「社会学力」を教育理念の柱に掲げる。「社会学力とは、他人への気配りといった人間力と、それを表現する力」と加藤彰学長。「言葉の力がないと人間力も表現できない。社会学力のベースは言葉、中でも日本語の力だと思います」

(2015年5月4日 朝日新聞朝刊より)

九州工業大学(福岡県北九州市)
難しい研究、易しく説明

「ことばの力」を身につけた学生たちが、大学主催のプレゼンテーション大会で成果を競った。

国立大学で理系。だからこそ、難しい研究もやさしく正確に説明できる「言葉」を身につけたい――。そんな実践をしているのが九州工業大学(北九州市)だ。難解な数式や複雑な図面との格闘に加え、言葉の学びにも挑戦している。

3月中旬に開かれた大学主催のプレゼンテーション大会。試されたのは、研究成果だけではなく、発表方法の工夫や独自性だ。

「簡単に楽しくゴミを分別して、資源を有効活用できる機械です」。ゴミの自動分別装置の開発理由を説明したのは、電気電子工学科のチームの面々だ。いかにも粗末そうな段ボール製の機械。そこにはしかし、最新のテクノロジーが秘められている。

ペットボトル、缶、瓶をそれぞれの重さと導電性の有無で分別するという。予算の制約のために段ボールを素材として選んだことや、センサーとふたを一体にした簡便な構造などをアピールした。

難しい表現は使わない。「一般の方の目線で説明しようと努めました」と安河内大貴さん(21)。一番苦労したプログラミングの解説は、あえて省いたという。「飲み残しが入ったペットボトルは重いため、瓶に分別されてしまいます」と、今後の課題も暴露して会場の笑いを誘い、アイデア賞に輝いた。

プレゼン大会は今年で4回目。大会を始めたきっかけについて、工学部の中尾基(もとい)教授は「理系の学生は論理的思考は得意だが、伝えるのは苦手。しかし人に伝えられなければ、論理的思考が宝の持ち腐れになる」と説明する。

そこで同大では2008年度から、学生の「言葉力」を磨くため、対話や討論、発表を通じて問題解決策を見つける「課題解決型学習」(PBL=Project Based Learning)を工学部に導入している。

その一環として、13年度には朝日新聞の記者経験者を講師に招き、文章力養成講座を開催。『語彙・読解力検定』も利用し、今年6月は約50人の学生が挑戦する。総合システム工学科の吉野慶祐さん(21)は「豊かな語彙があることで、伝え方がいくつも用意できる」と語る。

「コストや顧客の志向によって工業製品の『正解』は変わる。答えは何個もあるし、無いかもしれない」と中尾教授は指摘。「ことばの力」を身につけることで、物事を多角的にとらえられるのだという。

2014年5月9日 朝日新聞夕刊より

大正大学(東京都豊島区)
時事ネタで思考力向上

表現技法の授業では、時にグループで相談しながら理解を深める。

大正大学(東京都豊島区)は昨年度から、「基礎社会」の講義に、朝日新聞の記事を使った大学生向け教材「時事ワークシート」を取り入れている。2期連続で受講する「リピーター」も多い人気講座だ。

「消費税が8%に上がったね。なぜ日本の消費税は上がり続けるんだろう?」と、教育開発推進センターの吉田俊弘特命教授が問いかけると、資料を読んでいた80人ほどの学生たちが一斉に顔を上げた。「社会保障費が増えている、から?」「高齢化だから」。ポツポツと声が上がる。税金の話から少子高齢化、アベノミクスまで話題は広がった。

若者はネットばかりで新聞を読まない、そう思われがちだが、吉田教授は「世の中で起きていることへの関心は高い」と話す。時事的な教養や思考力を身につけるのが目的だ。成果を確認するため、『語彙・読解力検定』の受検を勧めている。

これまで新聞に接する機会が少なかった学生も、ニュースへの興味が強くなった。「知識が増えることで、一見関係のない事象が結びついたり、社会的背景が見えたりして、どんどん面白くなるようです」。今年度からは「表現技法」の講義でも「時事ワークシート」を活用している。

2014年5月9日 朝日新聞夕刊より

北星学園大(北海道札幌市)
記事を切り抜き仲間で議論

各自が持ち寄った切りぬきを元に、グループで討論を深める学生ら。

50年を超える歴史を持つ北星学園大。経済学部経済学科では今年度から、1年生全員が自宅で新聞を購読し、紙面を徹底的に読み込む必修講義が始まった。

「日々のニュースへの関心なしに経済を学ぶことはできない。新聞を読む習慣は必須」と考える経済学部長の原島正衛教授と勝村務准教授が企画。朝日新聞社の北海道支社と教育総合センターが協力している。

新聞を活用する講義は週1回あり、年間で30コマに及ぶ。新聞購読費用は大学が負担し、経済学科の1年生約180人全員の自宅に、朝日新聞の朝夕刊が毎日届けられる。

学生は日々の紙面から気になった記事をスクラップして要約したり、自分の考えを書いたりする。記事を起点に調べたことをまとめる学生も多い。教室では5人ほどのグループで、各自が選んだ記事を発表しあって議論。同じ紙面を読んでも着眼点は異なる。他の学生の関心や発想を知ることで視野が広がり、コミュニケーション能力も鍛えられる。記事の切り抜きは、夏休み中も続ける日課だ。

一連の講義は、新聞記事をはじめとする様々な情報やその背景を読み解き、自らの頭で判断する「メディアリテラシー」の育成も目的としている。原島教授や勝村准教授らが毎週、様々な記事について丁寧に解説するのが基本。一方で、新聞協会賞を受賞した、福島原発事故を巡る長期連載「プロメテウスの罠(わな)」を企画した依光隆明編集委員をはじめ、朝日新聞の専門記者たちの話を聞く機会も設けられている。学生たちに新聞の取材、執筆、編集の過程を知ってもらい、ニュースをより深く理解してもらおうというものだ。
こうした学びの成果は、毎週の小リポート提出、講義の冒頭に取り組む朝日新聞の大学生向け教材「時事ワークシート」、『語彙・読解力検定』の受検で確かめる。6月の検定では、1年生全員が準2級に挑戦し約6割が合格した。

金融関係の仕事に関心がある三好澪(みお)さん(18)は「最初は新聞を読むのが面倒にも感じたが、今は毎日30分ぐらいは読むようになって、世の中の動きについていけるようになった感じ。検定にも合格でき、語彙が身についた実感がある」と話す。勉強の成果は、塾講師のアルバイトにも生かされているという。

アナウンサー志望の高橋孝幸さん(20)は、最初は1面を中心に読んでいたが、講義が進むにつれ、読みたいページが増えていったという。「どんな表現をすれば分かりやすく伝えられるのかを学ぼうと、記事内の気になる表現に印をつけ、自分の文章に生かしています。事実を掘り起こす記者の思いを生で聞けたことも勉強になった」と話した。検定にも合格した。

20日から始まる後期の講義でも、新聞学習は続く。勝村准教授は「前期は学生が書くものの内容が週ごとに充実していくのが分かって、めざましい成長がうかがえた」と話し、今後に期待している。

2013年9月17日 朝日新聞朝刊より

活水女子大(長崎県長崎市)
将来見据えたテーマで小論文

新聞活用には積極的な活水女子大。文学部のパンフレットは「4年間の購読」を掲げる。

活水女子大は、新入生が受講する大学基礎セミナーの柱に「新聞活用」を据えている。昨年度から1年生(定員385人)全員が、新聞を自費で購読。社会への視野を広げて語彙や知識も増やし、専門分野に取り組む前提となる基礎的な学力を養うのが目的だ。学習の効果測定を兼ね、今秋は『語彙・読解力検定』の受検機会も設ける。

大学基礎セミナーは、一昨年までは大教室での講義が中心だった。しかし、大教室での実施だったためか、学生は集中力を欠きがち。改善を急いだ大学側は昨年度、25人程度の小クラス制を導入。学習に新聞活用も取り入れるなど、講義の仕組みを一変させた。中には家で新聞を購読していない学生もいたが、大学側が親に新聞で学ぶ目的と意義を改めて説明し、定期購読してもらった。新聞の種類は問わない。学生たちは、それぞれの将来の目標に沿って記事をスクラップ。社会との関係性を保ちながら専門分野への関心を広げ、互いに意見を交換して考えを深め合った。

今年度はさらに文学、音楽、健康生活、看護の各学部の学生たちが、それぞれ目標を明確にできるように工夫。記事スクラップのテーマを福祉、教育、健康、環境、労働、国際関係に絞り、テーマに沿って2千字程度の小論文を書き上げる課題も課したのだ。

前期終了間際の7月、大学を訪ね、学生が意見発表する様子を取材した。

「出生前診断をして中絶を選ぶ人も軽い気持ちではない。命を守るためには政府の援助が不可欠だ。現状を改善する方法を調べ、論文にまとめたい」

看護学科1年の赤間ひかるさんは、仲間たちを前にそう発表した。「出生前診断」には、以前から関心があった。初めて購読した新聞記事で、改めて出生前診断の問題に触れ、しっかり調べようと思った。論文は、切り抜いた65件の記事のほか、専門書やインターネットで調べた情報も加えてまとめた。

赤間さんは「記事と同じニュースがテレビで報じられたり、授業で先生が話題にしたりすると『あっ、読んだ』と気付く。難しいと感じていた新聞が、身近になった。新聞は大切だと思う」と話す。活水女子大では来年度、このセミナーを通年の講座に再編する計画だ。学生たちが新聞に接する機会は、さらに増える。

改革に取り組む文学部の渡辺弘准教授は「例えば看護師が、患者が話題にするニュースを知らなければ、専門職として誇りを持った仕事はできないでしょう。新聞を読む習慣は、基礎学力養成のためだけでなく、将来のためにも必要だ」と、新聞活用の意義を説明していた。

2013年9月17日 朝日新聞朝刊より

神奈川工科大(神奈川県厚木市)
「考え、行動する人材の育成」のために

グループにわかれて、他の受講生が書いた文章を読み込む。他人が書いた文章を評価することも勉強になる。

「考え、行動する人材の育成」を教育目的に掲げる神奈川工科大学(神奈川県厚木市)では10月から12月にかけ、朝日新聞社の薮塚謙一・教育事業担当補佐らが週1回、新聞を活用した講義を行った。

同大学では今年度、グローバル社会で活躍できる社会人を育てようと、成績優秀で大学の奨学金を得ている学生向けの特別講座を始めた。新聞を活用した講義は、その一環だ。企画した同大教育開発センターの松本邦男副所長は「様々な問題をまんべんなく取り上げ、わかりやすく解説している新聞を題材に学び、コミュニケーション能力や論理的思考力を鍛えることが必要と考えた」と話す。

約30人の受講生は全員1年生。大学が人数分購入し、週5日大学に届けられる朝日新聞朝刊を読んで講義に臨んだ。内容は、新聞の基本▽時事問題の解説▽文章の書き方▽情報収集の仕方などだ。

グループに分かれて「私が気になった新聞記事とその理由」を話しあうなど、発表の機会も多く設けた。多くの受講生が、言葉の意味や時事用語、文章読解力が問われる11月の「語彙・読解力検定」を受け、直前には検定対策も行った。

力を入れたのは、自分の考えを他人に分かりやすく伝える文章を書くこと。「一文はなるべく短く」「同じ表現の繰り返しを避ける」「専門用語を注釈なしに使わない」などのポイントを指導。朝日新聞の「声」欄に掲載された読者の投稿文も読み込む一方、「天声人語書き写しノート」に取り組むことを勧めた。

受講生は「今気になっていること」「私の一曲」「この1年」など様々なテーマで実際に文章を書き、記者経験者が毎回、赤字で添削してアドバイスした。繰り返すうちに、受講生は長い文章が書けるようになり、内容も深くなった。

11月下旬には、読者投稿を選んで掲載している「声」編集部の記者も講義に参加。新聞に掲載するまでの編集作業の説明をした。数人の受講生の書いた文章は「声」欄に投稿され、12月5日、応用バイオ科学部栄養生命科学科の吉国未子さん(19)が書いた「街頭募金で人の温かさ実感」が、東京本社版と西部本社版に掲載された。吉国さんは「どうすれば、伝えたいことを読む人が理解してくれるのか、悩みながら書く経験ができて楽しかった」と振り返っていた。

東京外語大(東京都府中市)
「新聞から広げる/深める世界」をテーマに

欧州各国のエネルギー政策の違いが紹介された講義では、学生も積極的に考えを述べていた。

例えば、総選挙の争点でもある原発問題。「判断には冷静さが必要。ここはあえて傍観すべきだ」と男子学生が意見を述べると、女子学生がすかさず切り返した。「原発は起こりうる被害が問題。感情も交えて考えるべきでは」。東京外国語大学(東京都府中市)では、学生たちがこんな議論を戦わせている。

この授業は、後期から始まった朝日新聞との提携講座。「新聞から広げる/深める世界」をテーマに、毎週水曜に新聞記者が交代で講義する。シリーズ前半は特派員経験者が登場。約180人の学生に、世界の視点から今の日本を考えてもらった。冒頭のやりとりは、原発への賛否が分かれる欧州の実情を調べた脇阪紀行論説委員の講義でのひとコマだ。

12月からの後半シリーズでは、調査報道や検証報道、くらしに役立つ報道の取り組みを紹介しながら、新聞の役割について考えていく。「民主主義を疑う」といったテーマも予定されている。

準1級を受けた中国語専攻の高杉北斗さん(22)は「社会で必要な知識ばかりなので、受からなかったらリベンジしたい」と話していた。

2017年度 個人受検
2回検定日

検定日

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