「中学・高校・中高一貫校」での活用事例

『語彙・読解力検定』は多くの学校で団体受検をしています。
その中から、いくつかの活用事例をご紹介します。

掲載内容(所属団体・役職名等)は取材時のものです。

静岡県立伊東高等学校
検定を全員受検、テキストも配布

東伊豆の観光地・伊東温泉にほど近い静岡県立伊東高校では、1、2年生全員が語彙・読解力検定を受検している。検定を通じて社会への視野を広げるのが狙いだ。

伊東高校は地元を支える人材が多数輩出している進学校。だが、「生徒に目指す進路を聞いても公務員や学校・幼稚園の先生など身近にある職業しか出てこない」と進路指導の教諭。生徒たちの幅広い進路選択を可能にするために力を入れるのが、新聞を活用した「学び」だ。

毎週3本の記事を貼り、その要約と自分の意見を書く「新聞ノート」に取り組んでいる。友達同士で交換し、相手の意見に対する自分の考えを書くことで「考える力」も育成している。

「語彙・読解力検定」への挑戦も2014年から始めた。夏休み前には検定の公式テキスト『合格力養成BOOK』を全員に配布した。「公式テキストで、普段触れる機会の少ない理系のニュースにも目が向く。もっと世の中のことを知りたいと考える生徒も出てきた。」

3級に合格した1年生は「ニュースで出てくる言葉の意味が分かるようになってきた」と手応えについて話す。

(2016年2月24日 朝日新聞朝刊より)

宮城県小牛田農林高等学校
検定を6月に行い早めの生徒把握に役立てる

学校名 宮城県小牛田農林高等学校
学校情報 規模:1学年200名(農業技術科80名、総合学科120名)
主な進路状況:大学・短大26.7%、専門学校36.8%、就職37.9%、その他1.6%(2014年度進路)
ポイント ●勤労観や職業観の育成とともに「社会で自立して生きていく基盤作り」を行う。
●1コマごとの詳細な指導案を共有し、到達目標を確認しながら指導を行う。
●1年生の6月に『語彙・読解力検定』を実施し、生徒を多面的に把握する。
検定活用事例 ●入学早々に生徒を様々な角度から把握し、それぞれの生徒の実態に合わせた指導を行うため導入

同校は、キャリア教育の観点から、希望者に実施していた『語彙・読解力検定』を2014年度から1年生全員に課すことにした。その最も大きな狙いは、「入学早々に生徒を様々な角度から把握し、それぞれの生徒の実態に合わせた指導を行うため」だ。

例えば、授業で実験の方法をしっかりと説明しても、失敗してしまう生徒がいる。S先生は、「教師の話が理解できない生徒は、教師の話を聞く姿勢がないのか、聞いているのに理解できないのかを見極め、個々に指導を変える必要があると考えています」と話す。指導の効果を高めるためには、入学後の早い段階で個々の生徒の実態を把握したほうが良い。より早い段階での生徒把握に『語彙・読解力検定』の結果データを活用できるのではないかと、1年次6月に実施することに決めた。また、言葉を運用する力を高めるきっかけをつくることも、1年生全員受検の目的としている。

●検定結果は学年団で共有し、個別指導に生かす

全員受検としたことから、『語彙・読解力検定』の事前指導も工夫した。その例として、週間課題のプリントが挙げられる。プリントは表裏2面から成り、表面に『語彙・読解力検定』の練習問題を載せ、裏面に練習問題に登場した言葉の意味を調べて記入するスペースを作った。木曜日の朝に配布し、翌週火曜日の朝に提出させる。また、受検1週間前には、4級と3級の問題を印刷したプリントを配布し、どちらを受検するかを選ばせている。生徒の頑張りを評価するため、週間課題の取り組みの状況は国語の平常点に加えた。

合格証や結果帳票は、担任から生徒へ返却する。他の検定は生徒の資格取得、モチベーションの向上が目的だが、『語彙・読解力検定』は教員側の生徒把握のデータとしても重視している。そのため、結果データはパソコンの共有フォルダに入れ、関係する教師が自由に活用できるようにしている。また、「進路マップ基礎力診断テスト」のデータを結合することで、生徒の実態を多面的に把握している。特に「学力が低く、かつ語彙・読解力も低い生徒」は、担任や教科担当を通じて個々に指導している。

富山県 片山学園中学校・高等学校
生徒の動機付けと課題発見に検定を活用

学校名 富山県 片山学園中学校・高等学校
学校情報 規模:1学年98名3クラス、2学年106名3クラス、3学年105名3クラス
主な進路状況:国公立大46名、うち東京大3名、一橋大2名、京都大1名、大阪大2名、北海道大1名、東北大1名、国公立大医学部医学科7名(2014年度入試)
ポイント ●中学校から高校まで6年間を通して週1回の新聞学習を朝学習で実施
●優秀作の掲示で生徒のモチベーションを高める
●『語彙・読解力検定』で学習意欲を高めると同時に、生徒の学習面の課題を発見
検定活用事例 ●新聞学習の動機付けとして、同校では『語彙・読解力検定』を活用している。

「2010年度は希望者が受検し、11年度からは高校1、2年次の全員が受検しました。この結果を見て、普段から世の中のニュースに興味を持っている生徒が合格することが分かり、社会への関心と「ことばの力」には相関関係があることを確信しました。また、学習教材の『合格力養成BOOK』には社会情勢に絡んだ語彙の解説が充実していましたし、3級の合格状況を見たところ、『合格力養成BOOK』でしっかり学習すれば合格できるものだとわかったので、中学生を含めて新聞学習の成果を測るのに最適だと感じました」

●検定という目標があることで、朝学習の場で与えられた学習だけをこなすのではなく、普段から言葉に関心を持ち、また社会の出来事に広く目を向けるなど、自分から学ぼうとする姿勢を作ることにつながると考えた。

「ここ数年、『語彙・読解力検定』を受検したことで、生徒の特性も明らかになってきました。例えば、定期テストで国語の成績が良くても、『語彙・読解力検定』のスコアが低い生徒は、その後大学受験までに伸び悩むケースが多いことが分かってきました。定期テストであれば暗記でなんとかクリアできる要素もありますが、『語彙・読解力検定』は普段から語彙力をつけていないと高いスコアは取れません。つまり、『語彙・読解力検定』を活用することで、定期テストだけでは見つけにくい語彙力不足の生徒を早期に発見し、学習習慣を改善することで教科学力の伸びに繋げられる可能性がより高まってきたのです」(M先生)

2017年度 個人受検
2回検定日

検定日

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