受検者データ
2017年度第2回『語彙・読解力検定』結果データについて
受検者総数は37,547名、合格率は52.1%。
結果概要(⇒結果データ(1)参照)
今回は、1級を含む全6級の実施でした。最年長合格者は、1級は65歳、準1級は70歳、2級は85歳、準2級は86歳、3級は75歳、4級は86歳。最年少合格者は4級の8歳でした。
日頃から様々なことに関心を持ち、知識を広げる。
論理的なインプット・アウトプットを心がけ、わかりやすく伝えるスキルを身につける。
語彙力・読解力を高める姿勢(⇒結果データ(2)参照)
どの級の合格者も、新聞やインターネットでニュースを読む時間・読書量が不合格者より多く、日頃からインプットを重視している傾向が見られました。また、準1級以下では、辞書で調べるときに、目的の語だけでなく、その周りの語を一緒に確認する人が多く「言葉への深い関心」を持った人が合格しているのが特徴です。社会問題への関心が高い人や「役に立つかわからないことでも、できる限り多くのことを学びたい」のように多様な知識を意欲的に吸収しようとする人が上位級にいくほど増え、合格者の方がより高い傾向があります。
また、合格者は、文章を読むときに「筆者の主張に対する自分の意見を考えながら読む」、発言するときには「客観的な根拠や理由とともに自分の考えを言うようにしている」傾向が高いことから、主体的かつ論理的にインプットしたり、アウトプットしたりする姿勢が重要だと言えます。このような態度・姿勢は、これからの社会で重視される批判的思考力・論理的思考力につながるので、普段から心がけていくとよいでしょう。
さらに、上位級の合格者ほど、「皆に何かを説明するとき、図表や箇条書きなどを加えて、わかりやすく伝える工夫をする」人が多いという傾向が出ています。読解領域では、上位級になるに従い、複雑なグラフや表、複数の情報の比較・分類・整理による理解が求められます。このような力を養成するには、メモやノートをとったり日頃から根拠になるデータを確認したりする習慣が非常に有効です。わかりやすく要点をまとめ整理して書き留めるようにすれば、論理的思考力のトレーニングにもなり、課題解決スキルの養成にもつながります。日常的にぜひ意識しておきたい行動の一つです。
結果データ
2018年度 公開会場
実施日
公開会場
- 11月18日(日)
2018年度の「公開会場」は11月に実施します。
「団体受検」「認定準会場※」は6月、11月の年2回実施します。
「認定準会場」とは、団体が受検する「準会場」のうち、個人の受検者も受け入れている会場です。「認定準会場」は学習塾が運営しているものが多く、会場によって実施する級、時間、お申し込み方法などが異なります。詳しくは、「認定準会場」に直接お問い合わせ・お申し込みください。
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